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02月27日-01号

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  1. 津市議会 2017-02-27
    02月27日-01号


    取得元: 津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    平成29年  3月 定例会(第1回)          平成29年第1回津市議会定例会会議録(第1号)           平成29年2月27日(月曜日)午前10時開会     --------------------------------             議事日程 第1号第1 会議録署名議員の指名第2 諸般の報告第3 会期の決定第4 市長提出議案上程-施政方針及び教育方針並びに提案説明    報告第12号 専決処分の報告について    報告第13号 専決処分の報告について    議案第4号 津市幼保連携型認定こども園の設置及び管理に関する条例の制定について    議案第5号 津市個人情報保護条例及び津市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部の改正について    議案第6号 津市ふるさと振興基金条例の廃止について    議案第7号 津市市税条例等の一部の改正について    議案第8号 津市手数料徴収条例の一部の改正について    議案第9号 津市国民健康保険条例の一部の改正について    議案第10号 津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部の改正について    議案第11号 津市運動施設の設置及び管理に関する条例の一部の改正について    議案第12号 津市産業・スポーツセンターの設置及び管理に関する条例等の一部の改正について    議案第13号 津市火災予防条例の一部の改正について    議案第14号 市道路線の廃止について    議案第15号 市道路線の認定について    議案第16号 平成28年度津市一般会計補正予算(第9号)    議案第17号 平成28年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号)    議案第18号 平成28年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)    議案第19号 平成28年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)    議案第20号 平成28年度津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)    議案第21号 平成28年度津市営浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)    議案第22号 平成28年度津市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)    議案第23号 平成28年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)    議案第24号 平成28年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)    議案第25号 平成28年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)    議案第26号 平成28年度津市椋本財産特別会計補正予算(第1号)    議案第27号 平成28年度津市水道事業会計補正予算(第1号)    議案第28号 平成28年度津市下水道事業会計補正予算(第2号)    議案第29号 平成28年度津市農業共済事業会計補正予算(第1号)    議案第30号 平成29年度津市一般会計予算    議案第31号 平成29年度津市国民健康保険事業特別会計予算    議案第32号 平成29年度津市介護保険事業特別会計予算    議案第33号 平成29年度津市後期高齢者医療事業特別会計予算    議案第34号 平成29年度津市営浄化槽事業特別会計予算    議案第35号 平成29年度津市共同汚水処理施設事業特別会計予算    議案第36号 平成29年度津市農業集落排水事業特別会計予算    議案第37号 平成29年度津市土地区画整理事業特別会計予算    議案第38号 平成29年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算    議案第39号 平成29年度津市椋本財産特別会計予算    議案第40号 平成29年度津市水道事業会計予算    議案第41号 平成29年度津市工業用水道事業会計予算    議案第42号 平成29年度津市下水道事業会計予算    議案第43号 平成29年度津市駐車場事業会計予算    議案第44号 平成29年度津市農業共済事業会計予算    議案第45号 平成29年度津市モーターボート競走事業会計予算     --------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程第1号のとおり     --------------------------------             会議に出欠席の議員氏名出席議員(35人)       1番 中川民英君        2番 長谷川幸子君       3番 渡辺晃一君        4番 長谷川 正君       5番 岡村 武君        6番 伊藤康雄君       7番 川口和雄君        8番 藤本智子君       9番 豊田光治君        10番 堀口順也君       11番 青山昇武君        12番 横山敦子君       13番 加藤美江子君       14番 大野 寛君       15番 杉谷育生君        16番 田村宗博君       17番 西山みえ君        18番 川口 円君       19番 田中千福君        20番 佐藤有毅君       21番 岩脇圭一君        22番 坂井田 茂君       23番 八太正年君        24番 小林貴虎君       25番 福田慶一君        26番 川崎正次君       27番 田矢修介君        28番 岡 幸男君       29番 中村勝春君        30番 桂 三発君       31番 岡本知順君        32番 田中勝博君       33番 辻 美津子君       34番  欠席       35番 山崎正行君        36番 村田彰久君欠席議員(1人)       34番 倉田寛次君          会議に出席した説明員の職氏名   市長                       前葉泰幸君   副市長                      青木 泰君   副市長                      盆野明弘君   政策財務部     政策財務部長         内田政宏君             政策財務部次長        嶌田光伸君   総務部       総務部長           松本尚士君             総務部次長          浅井英幸君   上下水道事業管理者 上下水道事業管理者      佐治輝明君   消防本部      消防長            中村光一君   三重短期大学    三重短期大学学長       東福寺一郎君   教育委員会     委員長            庄山昭子君   監査委員      監査委員           高松和也君          職務のため会議に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局     議会事務局長         荒木忠徳君             議会事務局次長        倉田浩伸君             議事課長           藤田定彦君             議事課調整議事調査担当主幹 真田貴之君             議事課議事法務担当副主幹   江角 武君             議事課主査          若林美佳君     --------------------------------     午前10時00分開会 ○議長(田中勝博君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は35人であります。議員定数の半数に達しておりますので、ただいまから、平成29年第1回津市議会定例会を開会いたします。 開議に先立ち、市長から今期定例会招集の御挨拶がございます。     〔市長 前葉泰幸君 登壇〕 ◎市長(前葉泰幸君) おはようございます。 本日、市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方には御参集を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、今定例会におきましては、平成29年度の市政運営に臨むに当たりまして、その基本方針を表明いたしますとともに、平成29年度当初予算、条例の制定、改廃の議案など合計44の案件を提出いたしましたので、御審議の上、御議決等いただきますようよろしくお願いを申し上げます。 以上、招集に当たりましての御挨拶といたします。     午前10時01分開議 ○議長(田中勝博君) これより本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員につきましては、会議規則第79条の規定により、中川民英議員及び八太正年議員を指名いたします。 日程第2、諸般の報告を行います。 地方自治法第121条の規定により、今期定例会議事説明員の出席を要求いたしましたところ、お手元に配付いたしましたとおり通知に接しましたので、御了承願います。 次に、監査委員から、お手元に配付いたしましたとおり監査報告がなされておりますので、ごらんおき願います。 日程第3、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月27日までの29日間といたしたいと存じます。 御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝博君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月27日までの29日間とすることに決定いたしました。 日程第4、市長から提出の報告第12号及び第13号並びに議案第4号から第45号までを一括議題といたします。 なお、議事の進行上、事務局長の議案朗読は省略いたしますが、会議録にはこれをとどめます。     --------------------------------  報告第12号 専決処分の報告について  報告第13号 専決処分の報告について  議案第4号 津市幼保連携型認定こども園の設置及び管理に関する条例の制定について  議案第5号 津市個人情報保護条例及び津市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部の改正について  議案第6号 津市ふるさと振興基金条例の廃止について  議案第7号 津市市税条例等の一部の改正について  議案第8号 津市手数料徴収条例の一部の改正について  議案第9号 津市国民健康保険条例の一部の改正について  議案第10号 津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部の改正について  議案第11号 津市運動施設の設置及び管理に関する条例の一部の改正について  議案第12号 津市産業・スポーツセンターの設置及び管理に関する条例等の一部の改正について  議案第13号 津市火災予防条例の一部の改正について  議案第14号 市道路線の廃止について  議案第15号 市道路線の認定について  議案第16号 平成28年度津市一般会計補正予算(第9号)  議案第17号 平成28年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号)  議案第18号 平成28年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  議案第19号 平成28年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)  議案第20号 平成28年度津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)  議案第21号 平成28年度津市営浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)  議案第22号 平成28年度津市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)  議案第23号 平成28年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)  議案第24号 平成28年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)  議案第25号 平成28年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)  議案第26号 平成28年度津市椋本財産特別会計補正予算(第1号)  議案第27号 平成28年度津市水道事業会計補正予算(第1号)  議案第28号 平成28年度津市下水道事業会計補正予算(第2号)  議案第29号 平成28年度津市農業共済事業会計補正予算(第1号)  議案第30号 平成29年度津市一般会計予算  議案第31号 平成29年度津市国民健康保険事業特別会計予算  議案第32号 平成29年度津市介護保険事業特別会計予算  議案第33号 平成29年度津市後期高齢者医療事業特別会計予算  議案第34号 平成29年度津市営浄化槽事業特別会計予算  議案第35号 平成29年度津市共同汚水処理施設事業特別会計予算  議案第36号 平成29年度津市農業集落排水事業特別会計予算  議案第37号 平成29年度津市土地区画整理事業特別会計予算  議案第38号 平成29年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算  議案第39号 平成29年度津市椋本財産特別会計予算  議案第40号 平成29年度津市水道事業会計予算  議案第41号 平成29年度津市工業用水道事業会計予算  議案第42号 平成29年度津市下水道事業会計予算  議案第43号 平成29年度津市駐車場事業会計予算  議案第44号 平成29年度津市農業共済事業会計予算  議案第45号 平成29年度津市モーターボート競走事業会計予算     -------------------------------- ○議長(田中勝博君) 提案理由の説明を求めます。     〔市長 前葉泰幸君 登壇〕 ◎市長(前葉泰幸君) 平成29年第1回市議会定例会の開催に当たり、平成29年度の市政運営に臨む私の方針を申し述べ、皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 津市の合併後、5年余を経過した時点で私は市長に就任し、その後の市政のかじ取りという重責を担ってまいりました。合併時に10市町村が思い描いていたまちの姿を実現すべく、一つ一つの望みや願いを着実に形にして市民の皆様にお届けすることで、これまで全力を尽くしてまいりました。 4大プロジェクトについては、新斎場いつくしみの杜、新最終処分場リサイクルセンターが供用を開始し、JR名松線も全線復旧しました。本年10月には、産業・スポーツセンターがオープンし、4大プロジェクトは仕上げの時を迎えます。 昨年は、雲出伊倉津町の防災物流施設が供用を開始しました。本年4月には応急クリニックも稼働します。 合併時に地域の最重要課題として引き継いだ20事業については、地域の思いを尊重しつつ、市政を取り巻く状況や課題なども踏まえながら着実に取り組みを進め、既に美杉総合文化センター白山消防署一志分署などを整備し、本年3月には一志中学校の校舎の大規模改造工事も完了します。また、久居駅周辺地区のまちづくりも着実に取り組みを進めています。 合併時に約束されていたことを形にすると同時に、合併によるメリットを最大限に生かし、健全な財政基盤を築くこともできました。その土台となった一つは、合併という大きな構造改革による行政の効率化です。組織や業務をスリム化、効率化し、職員数を2割削減することができました。もう一つは、合併による財政上の特例措置です。国の普通交付税合併算定替えの支援措置とともに有利な財源である合併特例事業債を有効に活用してきました。 しかし、合併による行政の効率化という効果は一度きりしか得られません。合併から11年が経過し、平成28年度から普通交付税合併算定替えの措置は段階的に縮減され、合併特例事業債の発行できる期間は残り4年間となり、財政的な制度上の支えがなくなる時期も次第に近づいてきています。 まさに今、津市は財政構造の転換期にあります。これからは、成熟した都市として自立していかなければなりません。都市としての自立、それは津市の将来のためにやらなければならないことをみずからで決定し、歩むべき道を明らかにして、揺るぎない市政を展開していくことです。平成29年度は、自立に向けた3つの気概を持って、心新たに市政に臨もうとするものであります。 まず1つ目は、市民の皆様の御期待に応えると同時に将来への安心感をお届けすることです。 例えば、市民の皆様からは、教育や子育てへの大きな期待が寄せられています。その期待に応えるべく、これまでも子どもたちの快適な学習環境を整えるため、白塚小学校神戸小学校一身田中学校の校舎の大規模改造、南が丘小学校西が丘小学校プレハブ校舎の解消、児童生徒数の増加や学校再編に伴う久居東中学校戸木小学校一志西小学校の増改築を行うとともに、校舎のトイレの洋式化を進めてきました。本年4月には県内初となる小中一貫の義務教育学校みさとの丘学園も開校します。また、もっと安心して子育てをしてほしいとの思いから、中学生の医療費を無料化するとともに、げいのうわんぱーく、児童発達支援センターつぅぽっぽを整備しました。 平成29年度は、小中学校校舎の大規模改造の工事を新たに2校、設計にも新たに2校着手し、小中学校の普通教室へのエアコン設置は、中学校に続き小学校にも取りかかることにより、学校の施設整備を加速させるとともに、認定こども園の整備も進めます。 こうした取り組みは大きな財政負担を伴うものです。過剰な投資は財政の健全性を損ね、次の時代にツケを残してしまいます。 例えば、公共施設については、老朽化による改修や建てかえの御要望を多くいただいています。しかしながら、将来的に現在の全ての施設を更新し維持していくことは困難な状況です。このような中、本年1月に策定した津市公共施設等総合管理計画は、20年後、30年後を見通して公共施設の量的、質的な最適化を図るとともに、施設区分ごとの今後の方向性を明確に示し、必要な施設の整備には責任を持って取りかかる姿勢を明らかにするものです。例えば、一身田公民館については、この計画に基づいて、新しい時代にふさわしい公民館はどうあるべきか、果たすべき役割は何かをしっかりと考えた上で、コンパクトな形で建てかえることにしました。 未来に過剰な負担を負わせることなく、健全な財政運営のもとで行われているという安心感をお届けしながら、市民の皆様の御期待にしっかりとお応えしてまいります。 2つ目は、懸案事項や新たな課題に果敢に挑戦することです。 これまでも、長年の懸案事項や施策を進める中で浮かび上がってきた課題については、ひるむことなく取り組んできました。例えば、それまで積極的な関与を避け明らかにされてこなかった第3セクターの経営課題には、逃げることなく真剣に向き合い、株式会社津センターパレスの財務改善やポルタひさいの再生をなし遂げました。地域の皆様に望まれながらも、なかなか解決策が見出せずにいた大谷踏切の拡幅や旧明村役場庁舎の保存活用については、地域の声に応えるべく事業に着手することができました。そして、一時は国が事業を断念せざるを得ない状況に陥っていた道の駅津かわげについては、国へ強く働きかけたことにより事業化にこぎつけ、昨年4月に開駅することができました。 また、(仮称)香良洲高台防災公園については、津波に対する不安を抱える地域住民の思いを受けとめ、整備することを決定し、防犯灯のLED化についても、自治会からの多くの要望に応えるため、補助制度の拡充と予算の充実を図りました。さらに、育休時退園の取り扱いがもたらす環境の変化が子どもにとって好ましくない場合があるとの判断から、昨年4月から育休退園を廃止しました。 一筋縄ではいかない新たな課題への挑戦については、今年度、事業化に向けた検討を進めるための4つの調査に係る予算を計上し、1年間という期限を設けた中で、それぞれ答えを出すことができました。平成29年度には、企業誘致のさらなる推進と企業間のビジネスマッチングや創業に関するサポート体制の整備については、あのつピアに(仮称)ビジネスサポートセンターを開設します。公民館・コミュニティ施設老朽化対策については、中央公民館に続き、地域の公民館の整備・改修を行うこととし、まずは一身田公民館の建てかえから一歩を踏み出します。高齢者の外出支援については、新たな事業を立ち上げます。災害情報戸別受信装置の配布についても、情報を伝達する新たな手段を導入します。 これから先も、社会経済情勢や市民生活を取り巻く環境の変化により、津市はさまざまな課題に直面するはずです。その課題を安易に先送りすることなく、チャレンジ精神を持って受けとめ、解決につなげます。 3つ目は、身近な望みを丁寧にきめ細かくかなえていくことです。 市民に寄り添い、市民の立場に立った行政であるべきという考え方から、身近な地域の要望に速やかに対応し、地域に頼られる存在となるよう、これまでも、地域インフラ維持補修事業を創設し、権限、財源を総合支所長に付与するとともに、支所の職員の増員や地元出身者の再配置を行いました。加えて、地域の課題を一元化するために地域連携課も設置しました。また、獣害対策については、地域に寄り添ったきめ細かい対応ができるよう、農地を守るプロジェクトを始動し、支援の幅を広げるとともに、獣害対策相談チームを設置しました。 平成29年度も地域の課題や望みを直接お聞きして、それを少しでも前に進めていくため、地域懇談会を引き続き実施します。平成27年10月から懇談会を始め、半年間で37の地域から1,039項目の御要望や御意見等をいただきました。平成28年度は、そのフォローアップを進めながら、1月末までに新たに648項目の御意見、御要望等をいただいています。 身近な課題に対しても、市民に寄り添い、課題解決に向けて一歩でも前に進めていくことで、市民を裏切らない市政を続けてまいります。 ただいま申し上げました3つの気概を持って、市役所を挙げて取り組むことにより、私のまちづくりの原点である「風格ある県都・津市」の実現のため、力を尽くしていく所存であります。そして、私たちが目指す津市の姿は、子どもたちの明るい未来が展望でき、市民の幸せな暮らしが広がり、力強い地域経済が市民の暮らしを支え続けることです。教育や子育て支援を施策の中心に据え、市民の望みを着実に実現しながら、地域経済がしっかりと暮らしを支え、市民が幸せに暮らしていけるまちづくりを力強く進めてまいります。 そこで、平成29年度は自立に向け、さらに前進するための施策を展開してまいります。 まず、未来の津市を担う子どもたちのための取り組みです。 (仮称)津みどりの森こども園香良洲浜っ子幼児園、(仮称)白山こども園は、平成30年4月の開園に向けた準備を進めます。こども園の整備により、保護者の就労形態の変化などに的確に対応し、柔軟で多様な保育と質の高い幼児教育を提供します。 子どもたちが学ぶ環境の充実も図ります。 小中学校の普通教室へのエアコン整備については、中学校にはこの夏までに設置した上で、小学校についても平成32年度までに設置を完了させます。平成29年度は、まず16校の実施設計を行います。 小中学校校舎の大規模改造も計画的に進めます。新町小学校の工事を引き続き進めるとともに、藤水小学校南郊中学校の工事を開始し、久居中学校西が丘小学校の設計にも取りかかります。 全ての小中学校に統合型校務支援システムも導入します。校務の適正化と効率化を図ることで、本年1月に策定した津市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱において、今取り組まなければならないことの一つとした、教員が子どもたちと向き合う時間の確保につなげます。 次に、健やかに暮らすための取り組みです。 4月からは、新しい介護予防・日常生活支援総合事業を始めます。介護保険法改正による2年間の経過措置を最大限活用し、地域課題やニーズを整理してまいりました。これまで全国一律であった介護予防給付のうち、訪問介護と通所介護を地域の実情に応じた取り組みが可能な新たな総合事業として、これまでの専門的なサービスに加え、新たに市民等が参画することでサービスの多様化を図るとともに、高齢者の自立支援に向けた介護予防事業を充実させることで、在宅生活の安心確保、高齢者の社会参加と地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等に対する効果的・効率的な支援を行います。 高齢者の外出支援にも取り組みます。高齢者の介護予防の観点から外出を促し、社会参加の機会を拡充するとともに、高齢運転者による交通事故防止対策としても自家用車によらない移動手段の確保に向けて、これまで検討を進めてきました。国が実施するマイナンバーカードを活用した取り組みとして、交通系ICカードを利用した実証事業への参加が決まったことから、65歳以上の方に、民間の路線バス及びぐるっと・つーバスで運賃として利用できる一定の乗車ポイントを付与したカードを配布するとともに、そのカードを提示することで市内のコミュニティバス全路線を無料で利用できるよう、国及びバス事業者と連携しながら準備を進め、9月から実施してまいります。 また、お城西公園西隣に新しい応急クリニックを開設し、一次救急医療体制の強化を図るとともに、美杉町奥津に新たな医療拠点となる家庭医療クリニックを開設し、県立一志病院、三重大学との連携のもと、地域医療を充実します。 次に、安全で安心な暮らしを守るための取り組みです。 災害情報の新たな伝達手段として、戸別受信装置の配布を始めます。これまで同報系防災行政無線が聞こえにくく、災害情報メールなどの補完システムも利用できなかった避難行動要支援者や避難を支援する方に、FM放送を活用し自動的にスイッチが入る緊急告知ラジオを貸与することで、迅速な避難行動につなげます。 (仮称)香良洲高台防災公園は、平成30年度の工事着工に向け、設計を実施するとともに、平成29年中に一時避難場所としての高台の機能を確保します。 消防庁舎の整備も進めます。消防の活動拠点としての機能を確保するため、久居消防署南分署の解体工事及び新築設計を行い、平成30年度の完成を目指します。 本庁舎の長寿命化への取り組みも進めます。本庁舎は大規模な改修や更新を実施しないまま建築後37年が経過しています。行政サービス及び災害発生時の対応拠点としてその機能を十分に果たしていくための必要な改修について、引き続き検討します。 次に、快適に暮らせる基盤を整備するための取り組みです。 久居駅周辺地区の整備を引き続き進めます。市道新町野口線の道路改良、駅前広場や東口駐車場の整備を進めるほか、旧久居市民会館跡地には、災害時に一時避難場所としても利用できる久居交流広場を整備します。 上浜元町線は、平成29年度中に久居工区の整備を完了します。津地域と久居地域とを結ぶ重要路線であり、中勢バイパスへのアクセス道路としての役割も担います。 津興橋のかけかえについては、平成28年度に実施した橋梁詳細設計に基づき、用地の取得を進めます。 下水道整備にも取り組みます。平成30年4月に中勢沿岸流域下水道志登茂川浄化センターが供用開始することから、より効率的に下水道整備が進められるよう事業計画を見直します。予定処理区域を拡大し、事業の進展を図ります。 中勢グリーンパークの整備も進めます。市民の健康増進、憩いや交流の場として、新たな遊具の整備を行います。 大谷踏切の拡幅に向けた取り組みも進めます。大谷踏切は本年1月に国土交通省より改良すべき踏切道に指定されたことから、国の有利な財源を確保できるよう手続を進めるとともに、平成30年度の工事着工に向けて引き続き鉄道事業者と協議を重ねてまいります。 次に、心豊かに暮らせる環境を整備するための取り組みです。 インターハイ、国体・障害者スポーツ大会に向けた施設の整備を進めます。競技会場となる産業・スポーツセンターを完成させるとともに、久居体育館、安濃中央総合公園内体育館、一志体育館についてもトイレや照明などの改修を行います。 老朽化した公民館の建てかえにも着手します。これからの公民館は、地域の人材を育てる学習センター機能と地域コミュニティ機能を持つ、人が集い、つながり合う魅力ある施設として整備を進めます。その第一歩として一身田公民館の建てかえを行います。出張所や地域活動の拠点としての機能を備えた複合施設として整備するため、既存施設の解体及び新築工事の設計を行います。 (仮称)久居ホールは、久居駅周辺地区における新たな文化の交流、創造の拠点としての整備に向け、駐車場用地の取得を進めます。 次に、地域経済の活力を創出するための取り組みです。 (仮称)ビジネスサポートセンターを開設し、中小企業等のさらなる経営基盤の強化や、ビジネス展開の拡大等に対して積極的な支援を行います。センターには、商工観光部工業振興課及び企業誘致室を改編して、経営支援課及び企業誘致課を配置し、センター長には新たに部長級職員を置き、推進体制の強化を図ります。 獣害対策にもさらに取り組みます。平成28年度に設置した獣害対策相談チームが中心となり、地域に寄り添いながら個体数の調整や防護柵の設置、獣害対策協議会が行う地域ぐるみの取り組みを進めます。特に被害の多い猿への対策を進めるとともに、アライグマなどの小動物の捕獲を強化します。 名松線の利用も促進します。名松線に関する作品のコンテストを実施するなどPRに努めるほか、無料臨時バスの運行や、イベント開催などにより美杉地域の交流人口の拡大を図ります。 国、県の事業についても、事業の促進に向けてしっかりと取り組んでいきます。 中勢バイパスについては、全線開通に向けて引き続き河芸町三行以北の事業を促進するとともに、交差点改良や部分4車線化などにより、交通渋滞への対策が進むよう国への要望を強めてまいります。一級河川雲出川については、雲出伊倉津町地内の高潮堤防工事が平成28年度に引き続き行われますが、河川改修事業のさらなる促進を国へ働きかけていきます。海岸堤防については、阿漕浦・御殿場工区の工事が南側から進んでいますが、国体におけるセーリング競技の開催に支障が出ないよう、平成29年度からは競技会場に近い北側からも工事が始められます。引き続き整備促進に向けて国へ要望していきます。 国道368号については、美杉町太郎生地内の下太郎生工区の改良工事が進められていますが、片田バイパスについても、いよいよ片田久保町地内から片田井戸町地内において工事が始められます。二本木御衣田線についても、用地取得が完了したところから工事が行われる予定です。老朽化した橋のかけかえも進んでいます。江戸橋、中川原橋については、橋脚工事が始まり、香良洲橋は、秋から既設の橋の解体工事が行われます。相川については、市道相川橋から黒木橋間の改修に向け、引き続き用地測量及び用地取得が進められます。それぞれの事業が一日でも早く完了するよう、しっかりと県へ要望していきます。 一志美杉線、亀山安濃線(高野尾バイパス)、岩田川の改修などについても、早期整備に向け県へ積極的に働きかけていきます。 次に、平成29年度の予算について御説明します。 津市の財政構造が転換期にある中、津市の将来のためにやるべきことをみずからで決定し、市民の暮らしをよりよくするための取り組みを着実に進めていくための自立前進予算とします。この数年は4大プロジェクトを初めとする大型事業の進捗状況に応じ、予算額については、平成27年度が最大規模となっていました。平成29年度一般会計当初予算額は、4大プロジェクトが完了することなどにより、過去3番目の規模を維持するものの、前年度比は2年連続の減となる1,129億円としました。 歳出のうち、普通建設事業費は前年度比1.8%減の167億4,000万円とし、産業・スポーツセンターの施設整備、子どもの保育や教育環境の充実に向けたこども園の施設整備や小中学校校舎の大規模改造、(仮称)香良洲高台防災公園及び(仮称)久居ホールを初めとする久居駅周辺地区の整備、インターハイ・国体に向けた運動施設整備などに係る経費を計上しました。 歳入については、市税は景気が穏やかな回復基調にあることなどにより、前年度比2.3%増の399億円、地方交付税は地方財政計画や市町村合併に伴う普通交付税の算定替えの特例措置の段階的な縮減を踏まえ、前年度比1.7%減の177億円、市債はこども園整備事業などによる発行額の増により、前年度比4.1%増の139億円を見込んでいます。 また、財政調整基金90億3,000万円を繰り入れ、予算編成をしています。 平成29年度は、次期津市総合計画及び都市マスタープランを策定する年です。次代に向けた経営指針を示すべく、平成26年度は市民のために尽くすという職員の意気込みを示した津市職員行動規範を、平成27年度は限られた経営資源を活用し、新たな価値を生み出す津市行政経営計画を、そして、平成28年度は将来にわたる堅実な財政運営を念頭に置いた、これからの公共施設のあり方を示す津市公共施設等総合管理計画を策定しました。これらの計画を前提として、次期津市総合計画及び都市マスタープランでは、これからの10年、さらにその先の未来をしっかり見据え、方向性を示さなければなりません。 市民の幸せな暮らしを実現するために何をするべきか、どの施策を優先し集中すべきか、考え、決断し、実行していくことになります。まさに自立した都市として、津市の真価がこれから試されます。機を捉え、果敢に挑戦し、高みを目指してみずから変わっていくという志を持って、これまでの歩みをとめることなく前進し続けます。しなやかでめり張りのあるまちづくりに向けて、次に展開するまちづくりのビジョンを市民の皆様とともに描いてまいります。 そのために健全な財政基盤を揺るがすわけにはいきません。 合併特例事業債については、平成27年度末時点で借入総額が334億円になっており、今後も有効に活用することから、増加する見込みであります。有利な財源とはいえ、これは借金です。その償還がこれから本格化すると、これまでのように単年度予算の財源だけで償還することができなくなる時期がやってきます。その償還のピークは、合併特例事業債の発行可能期間終了後からの数年間と想定しています。 だからこそ、合併時に104億円であった財政調整基金は平成26年度末までに200億円まで積み増しました。臨時財政対策債と合併特例事業債を除く合併時の市債残高983億円は、平成27年度末時点で244億円まで739億円縮減しました。その上で、さらに足腰の強い財政運営をしていくための新たな取り組みとして、減債基金は平成27年度から積み立てを再開するとともに、モーターボート競走事業特別会計からの一般会計への繰り入れも平成28年度から12年ぶりに再開しました。 厳しい財政状況にあっても、先を見通した長期的な視点で戦略を立て、常に新しい情報への意識を研ぎ澄まして財源を確保し、健全財政を維持し続ける質の高い財政運営を行ってまいります。 成熟し、自立した都市として、基礎自治体たる津市の責務として、市民の皆様が愛着を感じ、これからも住み続けたいと思えるようなまちづくりを進め、津市は言ったことは着実に実現してくれる、どんどんよいまちになっていると思っていただけるよう、志高く市政を推進してまいります。 以上、平成29年度の市政運営について申し述べました。 市民の皆様、議員の皆様の温かい御支援と御協力を心からお願い申し上げます。     〔教育委員会委員長 庄山昭子君 登壇〕 ◎教育委員会委員長(庄山昭子君) 平成29年度に重点的に取り組む教育施策の方針につきまして御説明申し上げます。 市長と教育委員会がそれぞれの権限を組み合わせ、一緒になって子どもたちの未来を考える津市総合教育会議は、平成27年4月1日の第1回の開催以来、さまざまな教育課題の協議を重ね、平成29年1月6日に津市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱が策定されました。 この教育大綱は、市民の皆様の関心が高い学校教育を中心に、学校現場や保護者の皆様の声を踏まえ策定されたものであり、夢や希望を持ち続けながら、みずから未来を切り開いていく子どもたちを育んでいくためのものです。 この教育大綱においては、3つの着眼点が示されています。1つ目の着眼点は、教員が子どもたちと向き合う時間の確保。2つ目の着眼点は、組織的・機動的な学校経営。3つ目の着眼点は、まち全体で子どもたちを支援する教育環境の整備でございます。 これらの着眼点は、いずれも学校現場において今、取り組みを必要とする優先事項であり、その方向性を3つに絞って示されているものです。平成29年度は、これら3つの着眼点を踏まえ、次の教育施策の取り組みを進めてまいります。 1つ目の着眼点である教員が子どもたちと向き合う時間の確保については、教員が子どもたちと向き合う時間を確保することにより、子どもたちへの理解をさらに深めるとともに、授業力の向上を図り、子どもたちの学力の向上へつなげます。 まず、学力の向上については、学校現場の教員が協力して策定した津市版授業改善マニュアルや津市版家庭学習マニュアルを活用して、子どもや保護者との深い信頼関係を築きながら、積極的な授業改善と学習習慣づくりに取り組みます。 また、特別支援教育については、平成29年度は、特別支援教育支援員の9名の増員に加えて、幼稚園や学校が子どもたちへの理解や指導の方法について気軽に相談ができるよう教育相談員を2名増員し、学校現場へ派遣するとともに、授業中における児童生徒への支援の充実を図ります。 次に、中学校部活動の休養日の設定や土曜日の教育活動のあり方については、子どもたちへの負担軽減のため、津市部活動指針を策定し、部活動の休養日を設定するとともに、土曜日の教育活動を各校の実情に応じて柔軟に実施できるよう見直します。 一方、小中一貫教育の推進については、本年4月1日に開校する、県内初の義務教育学校となるみさとの丘学園の運営を着実に進めるとともに、全ての中学校区で推進する小中一貫教育の進め方を工夫し、子どもたち一人一人が学びを実感できる授業づくりに努めます。 次期の学習指導要領改訂に向けた学校現場への支援の充実については、小学校高学年における英語教育の教科化に対応していくため、新たに創設する英語教育推進指導員を学校現場に派遣するとともに、小学校教員を対象にした研修体制の構築や現行のALTの最大限の活用など、効果的な支援に努めます。 また、道徳の教科化に向けては、道徳の時間の充実や人権教育と道徳教育の関連を踏まえた横断的なカリキュラムの構成を例示し、研修指導を進めます。 さらに、理科教育、読書活動、体力向上など、引き続き学習活動を支援します。 これらの取り組みを進める教員の時間を創出するため、人的支援の充実とともに、全ての小中学校に統合型校務支援システムを導入します。 2つ目の着眼点である組織的・機動的な学校経営については、学校長がリーダーシップを発揮して組織的・機動的な学校経営を実践し、これまで以上に子どもたちや保護者から信頼される学校づくりを進めます。 まず、統合型校務支援システムの導入により、効率的・効果的な学校運営に向けて、各校における校務分掌や事務的業務の効率化を図り、組織的・機動的な学校経営の具現化を目指します。 また、学校事務の適正化については、柔軟な予算執行や学校徴収金事務に係る負担軽減の検討など、責任と権限のあり方も含む一体的な学校事務の改善に努めます。 次に、各校における研究事業への支援の充実については、学校が組織的・継続的に取り組む研究を支援する指導実践研究プロジェクト及び学力向上プロジェクトの実施に加えて、指導主事の派遣等により、各校の研究の取り組みを支援します。 一方、平成29年2月20日に稼働した津市教育委員会庁舎の機能性を生かして、教育研究支援課と学校サポートセンターを中心としたチームによる支援、大学との連携や幼児教育の推進など、教育研究機能を充実します。 また、いじめや不登校、特別支援教育や生徒指導等に関する学校への支援や相談機能については、教育研究支援課が中心となり、学校サポートセンターや適応指導教室、人権教育課やこども支援課等の関係する部門や機関との連携を強化するなど、その機能を充実します。 地域とともにある学校づくりについては、学校評価制度や学校評議員制度、学校支援地域本部、学校図書館ボランティアなど学校経営を応援するさまざまな地域活動について、新たな体制である地域学校協働本部を活用した津市版コミュニティ・スクール等のあり方を整理し、さまざまな地域人材等との連携・協働による地域の実情に応じた特色ある学校づくりを進めます。 3つ目の着眼点であるまち全体で子どもたちを支援する教育環境の整備については、学校は地域社会の一員であり、地域コミュニティや子どもたちの放課後の居場所としての学校施設の整備を初め、幼児教育の充実や公民館を活用した家庭教育への支援等を進めます。 まず、地域とともにある学校施設整備については、地域住民の避難施設や地域コミュニティの場、また放課後児童クラブ等の受け入れを視野に入れた学校施設の大規模改造工事を継続的に推進します。新町小学校の第2期大規模改造工事を初め、藤水小学校南郊中学校の第1期大規模改造工事への着手、立成小学校給食室の増築改修工事や全ての小中学校普通教室へのエアコンの整備、トイレの洋式化等に取り組みます。 放課後児童クラブについては、未設置校区の解消に向けた取り組みを進めるとともに、(仮称)津みどりの森こども園の整備に伴う神戸放課後児童クラブの神戸小学校校舎への移転整備や観音寺放課後児童クラブの施設の設計に着手するなど、支援の充実に努めます。 幼保連携型認定こども園の整備に向けた取り組みについては、平成30年4月の開園に向けて、幼児教育の推進体制を整備するとともに、福祉部門と協働して幼稚園、保育所、こども園に係る横断的な就学前教育カリキュラムを策定します。また、公立幼稚園については、その適正規模の確保を進めます。 一方、通学路の整備については、通学路の安全確保に関する取り組みの方針である津市通学路交通安全プログラムを着実に推進することができるよう、建設部門や警察との連携体制を強化します。 公民館については、複雑で多様な子どもたちの心の内面の理解や不登校への対応として、家庭における学習環境や子どもたちへの支援など、家庭教育支援機能を推進します。 一身田公民館については、津市公共施設等総合管理計画や公民館に係る整備指針を踏まえ、これからの時代にふさわしい公民館として施設整備に着手します。 また、国の登録有形文化財である旧明村役場庁舎については、平成30年度の開館に向けて、歴史遺産の保存とともに、地域のニーズに合わせた活用を図るため、その整備を進めます。さらに同庁舎を広くPRするため見学会などを開催します。 図書館においては、ボランティアグループによる絵本の読み聞かせを初め、津市手づくり絵本コンクールや子どもの読書の日の行事などを通し、本に触れ合う機会に努めてまいります。 さて、このような教育大綱を具現化するため、教育委員会が一丸となって平成29年度に津市教育振興ビジョンを策定します。 子どもたちの総合的な学力の向上を目指していくために、教育にかかわるさまざまな個別の計画を可能な範囲で一つの体系に集約し、教育全般の多様な施策について、教育大綱の3つの着眼点のもと、これまでの教育委員会の枠組みに縛られることなく、横断的な整理を行い、それらが目指す方向性を津市教育振興ビジョンで明らかにします。 終わりに、平成27年度に総合教育会議がスタートし、これまで以上に市民に開かれた教育行政の展開が可能になりました。さらに、総合教育会議での学校現場の声を踏まえ協議し、教育大綱が策定されたことで、市長と教育委員会の距離感も一層縮まり、ともに目指す方向が一つの形になりました。 変化が激しく、先が見通せない時代において、本市の未来を担う子どもたちが、夢や希望を持ち続けながら、みずから未来を切り開く力を育むためには、津市全体で子どもたちを支える取り組みが必要です。 そのために、教育委員会は教育内容にみずから責任を持ち、教育施策としてその取り組みをわかりやすく市民の皆様にお伝えし、展開していく必要があります。 教育大綱や教育方針は目的やゴールではなく、今後の教育にかかわる方向性をお示しするものです。引き続き、総合教育会議での議論を大切にしながら、その時その時の教育課題を的確に把握し、本市の教育政策という広がりの中で、その解決に向けて教育行政に取り組んでまいります。 皆様の御支援、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。     〔副市長 盆野明弘君 登壇〕 ◎副市長(盆野明弘君) ただいま上程されました報告第12号及び第13号並びに議案第4号から第45号までを一括して御説明申し上げます。 報告第12号及び第13号は、市営住宅に係る明け渡し等請求の訴訟の提起に係る専決処分の報告についてであり、平成29年2月10日にそれぞれ専決処分したものであります。 議案第4号津市幼保連携型認定こども園の設置及び管理に関する条例の制定については、小学校就学前の子どもに対する教育及び保育並びに保護者に対する子育て支援の総合的な提供を推進するため、幼保連携型認定こども園を設置することから、名称、位置及び定員、利用者負担額など必要な事項を定めるとともに、関係条例の整理を行うもので平成30年4月1日から、また、入園の手続その他の行為に係る規定は公布の日から、それぞれ施行しようとするものであります。 議案第5号津市個人情報保護条例及び津市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部の改正については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律が改正されたことから、同法の引用条文の整理など所要の改正を行うもので、平成29年5月30日から施行しようとするものであります。 議案第6号津市ふるさと振興基金条例の廃止については、津市ふるさと振興基金が、平成28年度をもって地域振興活動事業への充当を完遂し、その役割を終えることから、同基金を廃止するもので、平成29年4月1日から施行しようとするものであります。 議案第7号津市市税条例等の一部の改正については、市税の減免申請期限を見直し、当該申請期限の変更を行うもので平成29年4月1日から、また、地方税法等が改正されたことから、個人の市民税における住宅借入金等特別税額控除の控除適用年度を延長するもの、課税の特例を追加するもの、さらに、法人の市民税の税率の引き下げ及び軽自動車税の環境性能割の導入に係る施行日の変更を行うもので公布の日から、それぞれ施行しようとするものであります。 議案第8号津市手数料徴収条例の一部の改正については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の施行に伴い、建築物エネルギー消費性能適合性判定事務等の手数料を定めるなど所要の改正を行うもので、平成29年4月1日から施行しようとするものであります。 議案第9号津市国民健康保険条例の一部の改正については、国民健康保険法施行令が改正されたことから、特定公社債等の利子所得を所得割額の算定等の基礎とする所得に加えるもの、一般株式等に係る譲渡所得等の金額と上場株式等に係る譲渡所得等の金額を区分して所得割額の算定等の基礎とする所得として取り扱うもの、さらに、法で指定された外国の法人等から国内の支払取扱者を通じて支払われる利子、配当等を所得割額の算定等の基礎とする所得に加えるもので、公布の日から施行しようとするものであります。 議案第10号津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部の改正については、施設の老朽化により、上浜町六丁目住宅、里ノ上A住宅及び里ノ上B住宅の一部並びに中別保住宅の全部の用途廃止を行うもので、公布の日から施行しようとするものであります。 議案第11号津市運動施設の設置及び管理に関する条例の一部の改正については、津市久居スポーツ公園内ゲートボール場を自由に利用できる場とするため、また、津市白山倭ゲートボール場を津市倭出張所などの駐車場として整備するため廃止するとともに、津市久居中央スポーツ公園内プールのロッカーの使用料を他の公共スポーツ施設の状況等を踏まえて廃止するなど所要の改正を行うもので、平成29年4月1日から施行しようとするものであります。 議案第12号津市産業・スポーツセンターの設置及び管理に関する条例等の一部の改正については、利用者にわかりやすくするため、メッセウイング・みえの諸室の名称変更を行うもので平成29年4月1日から、また、サオリーナ及び三重武道館への新たな設備器具の導入に伴い、利用料金の上限額を設定するもので公布の日から、それぞれ施行しようとするものであります。 議案第13号津市火災予防条例の一部の改正については、防火管理業務の適正化、消防用設備等の適正な設置促進などのため、消防法令に関する重大な違反のある防火対象物の消防用設備等の状況の公表に係る規定を追加するもので、平成30年4月1日から施行しようとするものであります。 議案第14号市道路線の廃止については、1路線を廃止しようとするものであります。 議案第15号市道路線の認定については、53路線を認定しようとするものであります。 議案第16号から第29号までは、補正予算であります。 議案第16号平成28年度津市一般会計補正予算(第9号)は、34億711万1,000円の減額補正で、歳出については、議会費は議会運営事業などの減、総務費は財政事務事業の増、庁舎等整備事業、文化振興事業などの減、民生費は臨時福祉給付金等給付事業、児童手当等給付事業などの減、国民健康保険事業、保育所施設整備事業などの増、衛生費は健康診査事業の増、ごみ処理施設管理運営事業、し尿処理施設管理運営事業などの減、労働費は勤労青少年対策事業などの減、農林水産業費は畜産業振興事業の増、農業振興支援事業、漁港等整備事業などの減、商工費は企業誘致活動事業、観光施設維持管理事業などの減、土木費は港湾整備事業などの増、道路新設改良事業、公共下水道事業などの減、消防費は一般管理事業、消防車両購入事業などの減、教育費は幼稚園及び小中学校の施設維持補修事業及び教育指導活動支援事業などの減、災害復旧費は道路橋りょう災害復旧事業などの減、公債費は償還利子などの減であります。 歳入については、市税、地方消費税交付金、分担金及び負担金、国庫支出金、県支出金、財政調整基金等の繰入金、市債などの増減であります。 また、これら歳入歳出予算の補正のほか、継続費の変更、繰越明許費の追加及び変更、債務負担行為の追加、地方債の追加及び変更を行おうとするものであります。 議案第17号平成28年度津市モーターボート競走事業特別会計補正予算(第2号)は、22億1,195万7,000円の増額補正で、歳出については、施設管理事業などの減、本場開催事業、モーターボート競走事業施設整備基金積立金などの増で、歳入については、場外発売場売上金などの減、場外売上金、モーターボート競走事業財政調整基金繰入金などの増であります。 議案第18号平成28年度津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は、事業勘定では、14億6,253万円の減額補正で、歳出については、国庫支出金等精算返納金などの増、一般被保険者療養給付費、保険財政共同安定化事業拠出金などの減で、歳入については、一般会計繰入金などの増、国民健康保険料、保険財政共同安定化事業交付金などの減であります。 直営診療施設勘定では、694万2,000円の減額補正で、歳出については、一般事務費及び医療用機械器具費の減で、歳入については、国民健康保険事業債の増、事業勘定繰入金などの減であり、歳入歳出予算の補正のほか、地方債の設定を行おうとするものであります。 議案第19号平成28年度津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、1億3,842万円の増額補正で、歳出については、任意事業などの減、介護保険事業運営基金積立金などの増で、歳入については、国庫支出金などの減、介護保険料、前年度繰越金などの増であります。 議案第20号平成28年度津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)は、7,659万7,000円の増額補正で、歳出については、一般事務費などの減、後期高齢者医療広域連合納付金の増で、歳入については、一般会計繰入金などの減、後期高齢者医療保険料、前年度繰越金などの増であります。 議案第21号平成28年度津市営浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)は、3億5,325万4,000円の減額補正で、歳出については、市営浄化槽事業、市営浄化槽事業基金積立金などの減で、歳入については、循環型社会形成推進交付金、市営浄化槽事業債などの減であり、歳入歳出予算の補正のほか、地方債の変更を行おうとするものであります。 議案第22号平成28年度津市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、2億794万5,000円の減額補正で、歳出については、白山地域簡易水道事業などの減で、歳入については、新規加入金などの増、簡易水道施設整備費補助金、簡易水道事業債などの減であり、歳入歳出予算の補正のほか、地方債の変更を行おうとするものであります。 議案第23号平成28年度津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)は、229万6,000円の減額補正で、歳出については、農業集落排水事業基金積立金の増、農業集落排水事業維持管理事業の減で、歳入については、農業集落排水事業受益者分担金などの増、一般会計繰入金の減であります。 議案第24号平成28年度津市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)は、2億2,262万8,000円の減額補正で、歳出については、津駅前北部土地区画整理事業などの減で、歳入については、土地区画整理事業債の増、土地区画整理事業費国庫補助金、一般会計繰入金などの減であり、歳入歳出予算の補正のほか、地方債の変更を行おうとするものであります。 議案第25号平成28年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、2,930万円の増額補正で、歳出については、償還利子などの減、貸付事業運営費及び償還元金の増で、歳入については、住宅新築資金等貸付事業基金利子の減、住宅新築資金等貸付事業費県補助金、住宅新築資金等貸付金元利収入などの増であります。 議案第26号平成28年度津市椋本財産特別会計補正予算(第1号)は、2,000円の減額補正で、歳出については、椋本財産区財政調整基金積立金の減で、歳入については、前年度繰越金の増、椋本財産区財政調整基金利子及び椋本財産区財政調整基金繰入金の減であります。 議案第27号平成28年度津市水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的収支において、支出は2億5,307万5,000円の減額で、原水及び浄水費、受託工事費の減など、収入は1億3,342万4,000円の減額で、受託工事収益などの減であります。 資本的収支において、支出は13億4,482万6,000円の減額で、建設改良費などの減、収入は11億4,842万9,000円の減額で、企業債、工事負担金などの減であります。 議案第28号平成28年度津市下水道事業会計補正予算(第2号)は、収益的収支において、支出は2億447万2,000円の減額で、減価償却費、支払利息及び企業債取扱諸費の減など、収入は8億4,811万6,000円の減額で、他会計負担金、他会計補助金の減などであります。 資本的収支において、支出は4億3,536万9,000円の減額で、汚水管渠建設費、流域下水道建設負担金などの減、収入は4億4,947万3,000円の増額で、他会計補助金の増などであります。 議案第29号平成28年度津市農業共済事業会計補正予算(第1号)は、収益的収支において、支出は8,555万6,000円の減額で、農作物共済金、畑作物共済金の減など、収入は8,555万6,000円の減額で、農作物保険金、畑作物保険金などの減であります。 議案第30号から第45号までは、平成29年度予算についてであります。 議案第30号平成29年度津市一般会計予算は、歳入歳出予算の総額を1,128億8,867万7,000円とするものであります。 歳出の主な内容について、第1款議会費は、6億5,800万2,000円の計上で、議会運営事業などの経費であります。 第2款総務費は、190億95万8,000円の計上で、庁舎等の維持管理事業、会館・市民センター・コミュニティ施設の管理運営事業、産業・スポーツセンター整備事業、文化振興事業などの経費であります。 第3款民生費は、396億3,896万8,000円の計上で、障害者総合支援法関係事業、高齢者福祉関係事業を初め、子ども医療費など各種医療助成費、児童手当等給付費、保育所の運営、生活保護費支給などの経費並びに国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計及び後期高齢者医療事業特別会計への繰出金であります。 第4款衛生費は、101億9,685万2,000円の計上で、予防接種など予防衛生事業、がん検診など健康診査事業、ごみ減量対策・ごみ収集事業、ごみ処理・し尿処理施設の管理運営事業などの経費並びに市営浄化槽事業特別会計、共同汚水処理施設事業特別会計及び水道事業会計への繰出金であります。 第5款労働費は、5,861万7,000円の計上で、勤労者への各種貸付金などの経費であります。 第6款農林水産業費は、25億4,571万8,000円の計上で、農業振興支援事業、市単・県営等土地改良事業、漁港等整備事業などの経費及び農業集落排水事業特別会計への繰出金であります。 第7款商工費は、11億7,696万3,000円の計上で、ビジネスサポート事業、観光振興・観光施設維持管理事業などの経費であります。 第8款土木費は、150億8,531万3,000円の計上で、道路、橋梁、河川、排水施設、公園、市営住宅などの維持管理事業を初め、道路新設改良事業、交通政策関係事業などの経費並びに土地区画整理事業特別会計及び下水道事業会計への繰出金であります。 第9款消防費は、39億2,414万7,000円の計上で、消防施設・消防車両の維持管理事業、消防車両購入事業、常備消防及び非常備消防に係る消防活動などの経費であります。 第10款教育費は、105億9,303万9,000円の計上で、小・中学校、幼稚園の管理運営事業、学校施設の大規模等改造事業・維持補修事業、教育指導活動支援事業、放課後児童健全育成事業、短期大学の管理運営事業などの経費であります。 第12款公債費は、98億8,800万円の計上で、市債の元利償還金であります。 第13款諸支出金は、2,210万円の計上で、災害援護資金貸付金であります。 第14款予備費は、1億円の計上であります。 続きまして、歳入の主な内容について、第1款市税は、399億387万4,000円の計上で、主な税目では、個人市民税は154億7,379万9,000円、法人市民税は32億6,863万8,000円、固定資産税は164億3,581万5,000円、都市計画税は21億7,130万円を計上し、その他の市税として軽自動車税は6億9,113万3,000円、市たばこ税は16億7,953万5,000円を計上しています。 第2款地方譲与税は8億9,420万1,000円、第6款地方消費税交付金は41億6,000万円、第11款地方交付税は177億円の計上であります。 第13款分担金及び負担金は、17億2,330万4,000円の計上で、老人ホーム入所負担金、保育所利用者負担金などであります。 第14款使用料及び手数料は、19億8,781万6,000円の計上で、使用料については、西部クリーンセンター使用料、道路占用料、市営住宅使用料、短期大学授業料などで、手数料については、戸籍・住民票等手数料、短期大学入学料などであります。 第15款国庫支出金は、138億1,753万7,000円の計上で、国庫負担金については、児童手当負担金、生活保護費負担金などで、国庫補助金については、社会資本整備総合交付金、防災・安全交付金などで、国庫委託金については、中長期在留者居住地届出等事務委託金などであります。 第16款県支出金は、67億3,822万3,000円の計上で、県負担金については、障害者自立支援給付費等負担金、国民健康保険保険基盤安定負担金などで、県補助金については、障害者・子ども医療費助成事業補助金、多面的機能支払交付金などで、委託金については、県税徴収委託金、基幹統計調査委託金などであります。 第17款財産収入は、1億9,954万7,000円の計上で、土地建物貸付収入、余剰電力売払収入などであります。 第18款寄附金は、4,373万7,000円の計上で、ふるさと津かがやき基金寄附金、緑化基金寄附金などであります。 第19款繰入金は、94億3,563万7,000円の計上で、財政調整基金、まちづくり振興基金などからの繰入金であります。 第20款繰越金は、1億円の計上で、前年度繰越金であります。 第21款諸収入は、11億6,290万1,000円の計上で、諸税滞納延滞金、駐車場事業会計貸付金元利収入、がん検診料などであります。 第22款市債は、139億290万円の計上で、産業・スポーツセンター整備事業債、道路整備事業債、臨時財政対策債などであります。 また、これら歳入歳出予算のほか、継続費、債務負担行為及び地方債を設定するとともに、一時借入金は、最高額を50億円に定めようとするものであります。 議案第31号平成29年度津市国民健康保険事業特別会計予算のうち事業勘定は、歳入歳出それぞれ329億8,745万6,000円の計上で、歳出については、保険給付費、後期高齢者支援金、保険財政共同安定化事業拠出金など、歳入については、保険料、国庫支出金、前期高齢者交付金、共同事業交付金などであります。 直営診療施設勘定は、歳入歳出それぞれ5,109万7,000円の計上で、歳出については、一般事務費、薬品費など、歳入については、診療収入、事業勘定繰入金などであります。 議案第32号平成29年度津市介護保険事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ276億6,142万7,000円の計上で、歳出については、介護認定経費、居宅介護サービスなどの保険給付費、地域包括支援センター運営委託料等の地域支援事業経費など、歳入については、保険料、国庫支出金、支払基金交付金などであります。 議案第33号平成29年度津市後期高齢者医療事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ61億4,413万5,000円の計上で、歳出については、徴収事務費、後期高齢者医療広域連合納付金など、歳入については、保険料、一般会計繰入金などであります。 議案第34号平成29年度津市営浄化槽事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ4億7,809万9,000円の計上で、歳出については、維持管理事業、市営浄化槽事業など、歳入については、市営浄化槽事業使用料、一般会計繰入金、市営浄化槽事業債などであり、歳入歳出予算のほか、債務負担行為及び地方債を設定しようとするものであります。 議案第35号平成29年度津市共同汚水処理施設事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ4,690万1,000円の計上で、歳出については、一般管理事業及び施設の維持管理事業、歳入については、共同汚水処理施設事業使用料及び一般会計繰入金であります。 議案第36号平成29年度津市農業集落排水事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ5億5,270万8,000円の計上で、歳出については、施設の維持管理事業、市債の元利償還金など、歳入については、使用料、一般会計繰入金などであります。 議案第37号平成29年度津市土地区画整理事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ9億6,646万7,000円の計上で、歳出については、物件移転補償費、市債の元利償還金など、歳入については、国庫補助金、一般会計繰入金、土地区画整理事業債などであり、歳入歳出予算のほか、債務負担行為及び地方債を設定しようとするものであります。 議案第38号平成29年度津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算は、歳入歳出それぞれ4,726万8,000円の計上で、歳出については、貸付事業運営費、市債の元利償還金など、歳入については、県補助金、貸付金元利収入などであります。 議案第39号平成29年度津市椋本財産特別会計予算は、歳入歳出それぞれ50万5,000円の計上で、歳出については、椋本財産区管理会に係る経費など、歳入については、椋本財産区財政調整基金繰入金などであります。 議案第40号平成29年度津市水道事業会計予算は、業務の予定量を、給水戸数13万2,900戸、年間総配水量4,021万6,000立方メートルとするもので、収益的収支において、支出は77億3,758万7,000円、収入は77億4,866万3,000円で、資本的収支において、支出は48億9,664万5,000円、収入は27億1,066万1,000円の計上であります。 なお、資本的収支の不足額21億8,598万4,000円は、過年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 議案第41号平成29年度津市工業用水道事業会計予算は、業務の予定量を、給水戸数1戸、年間総配水量36万立方メートルとするもので、収益的収支において、支出は2,230万6,000円、収入は2,345万7,000円の計上であります。 議案第42号平成29年度津市下水道事業会計予算は、業務の予定量を、接続戸数4万9,569戸、年間総排水量1,290万5,000立方メートルとするもので、収益的収支において、支出は87億9,833万5,000円、収入は108億8,912万5,000円で、資本的収支において、支出は81億8,770万8,000円、収入は45億9,229万2,000円の計上であります。 なお、資本的収支の不足額35億9,541万6,000円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 議案第43号平成29年度津市駐車場事業会計予算は、業務の予定量を、年間駐車台数82万5,000台などとするもので、収益的収支において、支出は1億9,505万9,000円、収入は2億4,833万1,000円で、資本的収支において、支出は2億9,428万1,000円の計上で、当該年度支出額は、当年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 議案第44号平成29年度津市農業共済事業会計予算は、平成28年度中に引き受けた麦共済及び大豆共済の共済金の支払い並びに平成29年度に設立される三重県農業共済組合への負担金などの事業の清算に係るものであります。 事業の予定量は、平成29年産で引き受けた農作物共済の麦共済で加入者数65人、引受面積8万9,900アールとするもので、収益的収支において、収入支出それぞれ4億8,300万4,000円の計上であります。 議案第45号平成29年度津市モーターボート競走事業会計予算は、業務の予定量を、年間開催日数192日、年間舟券発売金262億500万円などとするもので、収益的収支において、支出は284億7,632万6,000円、収入は285億1,373万3,000円で、資本的収支において、支出は5億5,930万8,000円の計上で、当該年度支出額は、当年度分損益勘定留保資金で補填するものであります。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中勝博君) 以上で説明は終わりました。 これをもちまして、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 2月28日から3月3日まで並びに同月6日及び7日は議案精読のため、休会いたしたいと存じます。 御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝博君) 御異議なしと認めます。 よって、2月28日から3月3日まで並びに同月6日及び7日は休会することに決定いたしました。 なお、3月4日及び5日は休日のため休会であります。 3月8日の日程は、報告第12号及び第13号並びに議案第4号から第45号までの議案質疑並びに一般質問であります。 本日はこれにて散会いたします。     午前11時30分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             津市議会議長   田中勝博             津市議会副議長  山崎正行             津市議会議員   中川民英             津市議会議員   八太正年...